個性をカタチ

ひとりひとりのワーク

これってユニバーサルデザイン?

2020年 02月 01日

作業

 洗い場担当で軽い知的障害のあるAさん。「僕がやる!」といつも積極的に仕事に取り組んでいます。しかし、「汚品をワゴン2台分だけ計測してほしい」とお願いすると、ワゴンがあるだけ計測してしまうときがたびたびありました。言葉で丁寧に説明しても、実際に「これとこのワゴンだけだよ」と見せても、なかなか伝わりません。どうしたものかと悩んでいました。

 他の職員から「目で見える形でアプローチしてみるのはどうだろう?」という声もあり、「ストップ」と書いた立札をワゴンに取り付けてみることにしました。するとピタッと余計に量ることがなくなりました。

 たしかに言葉だけで伝達することは難しいものです。「見ることでわかりやすくなる」ということが、ピタッとハマった経験でした。出発は彼のために立てた札ですが、他のメンバーにもわかりやすく伝わったため、洗い場みんなの共通認識になりました。これって作業における〝ユニバーサルデザイン〟っていえるんじゃないか?と思いました。(※ユニバーサルデザイン…できるだけ多くの人にわかりやすく、最初からできるだけ多くの人が利用可能であるようにデザインすること)

 また、1階の利用者がたたんだズボンがほしいときに、「白いパジャマのズボンがほしい」という札をワゴンに立ててエレベーターで送り、2階から降ろしてもらうことを行っていました。しかし、すぐ必要なのか、いっぱい溜まってからほしいのか、2階の利用者はわからずにいました。

 そこで新たな札「いますぐほしいです」「たまったらおろしてね」をつくると、1階の状況がわかり、職員がいちいち指示を出さなくても自分たちでスムーズに行えるようになりました。

 どういうアプローチをしたら、その人がわかりやすく作業ができるのか、利用者主体でスムーズに取り組めるようになるのか、マッチした方法を試行錯誤しながら探っていくのが職員の役割だと実感しました。

 

 

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